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開店休業の記

今日の音楽 − 夜更けの空気

Julie London Best

 ジャズボーカル挑戦も第3弾になりました。

 今回は Julie London 。

 去年聴いた Richard Thompson の 企画ライブカバー集 "1000 Years Of Popular Music" に、彼女がヒットさせた "Cry Me A River" が取り上げられていました。それがちょっと良かったものですから「たまにはあまり聴かない分野にも手を出そうかな」と思い、一連のジャズボーカル挑戦と相成りました。

 というわけで "Cry Me A River" も収録されているベストアルバム "Julie London Best" です。

 Smokey Voiceと呼ばれるにふさわしいかすれた歌声。気だるく甘く、ちょいと退廃的。真昼の陽光の下では少々場違いになってしまう雰囲気。

 かなり時代がかった音ですし、本来こういうのはわたしの趣味ではないのですが、意外にも悪くなかったです。いや、何もいきなり「ジャズ最高!」とか、全然思ってませんが、「こういうCDがうちに1枚あるってのもいいよね」ぐらいの感じ。

 "Fly Me To The Moon" や "Summertime" といった有名曲が入っているのもよろしいんじゃないでしょうか。