
上のジャケット写真を見る限りは皆さん、あんまり音楽家さんらしくなくて、なんだかどっかの商店会の寄り合いのスナップ写真みたいに見えるんですが(笑)。
そんな失礼なこと、言っちゃいけませんね。彼らは1962年に結成(!)され、アイルランド音楽の現代化に多大なる功績を残し、アイルランドの国民的バンドともいわれる The Chieftains の面々なのですぞ。
で、今回聴いてみたのは彼らの2枚組ベストアルバム "The Essential Chieftains"(2006年)です。1枚目はインストゥルメンタル主体、2枚目はすべてゲスト・ボーカルが参加した曲、となっております。
アイルランドのメロディは耳になじみやすいものが多いですが、こいつは大御所の選り抜きだけあってまぁ、なじむ、なじむ、うたた寝しちゃいそうです(笑)。悠揚迫らぬ演奏振りがなんといっても魅力。アイルランド音楽の王道が味わえます。
また、Van Morrison 、Sting 、Jackson Browne といった大物のボーカル参加に、中国の伝統楽器との共演、キューバ録音なんてのまであって、ううむ、あなどれんわ。