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開店休業の記

今日の本

王朝貴族の悪だくみ

 「王朝貴族の悪だくみ」(繁田信一:著 柏書房)、読了。

 著者は平安時代を紹介する著作をいくつか出している若手(この世界では)研究者で、一味違った視点がなかなか楽しい。わたしも以前に何冊か読んでいます。

 今回は平安貴族たちの、殺人、横領、汚職、身分詐称幇助といった悪事を取り上げています。実行犯は受領クラスの中流貴族とその部下が多いのですが、背景には最上層の公卿たちの影がチラチラと。

 なんつーか、雑誌の事件記事総集編みたいな本です。「週刊平安朝 - 特集・貴族社会の闇『あの事件の真相はこうだ!!』」ていう(笑)。著者の本はそういうのが多いです。

 著者もあとがきで言っていますが、「雅やかな平安貴族」というイメージを壊されたくない人は読まない方がいいかも。