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開店休業の記

今日のDVD

1000 Years Of Popular Music

 働くギターおぢさん、今度はDVDだっ!

 Richard Thompson の "1000 Years Of Popular Music" です。国内盤が出ないかなぁ、と待っていたのですが、一向に出る気配がないので痺れを切らして輸入盤で買いました。

 内容はといいますと、2005年のライブなんですがちょっとした企画物。タイトルにあるように過去千年の民衆音楽からおぢさんが選んだ22曲を演奏しています。おぢさんは「この企画を思いついたのは雑誌のプレイボーイの依頼からだった。1999年に過去千年の名曲を10選んでくれって頼まれたんだけど、結局のところ、彼らが考えているのは過去千年じゃなくてせいぜい過去20年でしかないようだった。看板に偽りあり。だから、あえて彼らに挑戦するつもりで自分で1068年から始まる真の過去千年の名曲を選んだんだけど、採用されなかったんだ。でも、そのおかげでこんなショーを演ってみようという気になったわけ。」などとおっしゃっています。

 演奏メンバーはおぢさんの他に女性2人だけ。ボーカル兼キーボードの Judith Owen とパーカッション兼ボーカルの Debra Dobkin 。二人とも、おぢさんの作品には他にいくつか参加しているようです。

 場所はアメリカ・サンフランシスコの Bimbo's 365 Club というところ。落ち着いた感じのクラブで、収容人員は数百人程度でしょうか。お客さん、丸テーブルを囲んで聴いています。

 この時の選曲中、最も古いのは13世紀。さすがです。とはいえ、全体の半数以上が20世紀以降の曲ですが、それはしかたないか(笑)。日本人がよく知っているような有名曲はほとんど無し。加えておぢさん自身の曲も演っていませんから、ご注意。

 しかし、うまいッスね、この人は。お客さんが目の前にいる小規模な会場でたった3人で演奏というごまかしのききにくい条件下、見事に聴かせてくれます。

 ただ、映像作品としては変化や仕掛けに乏しく、それほど面白味があるものではありません。それほど予算がかけられるとは思えない企画ですから、まあ、しゃーない。少人数だしねぇ。もともと視覚的にどうこうというタイプの人でもないし(笑)。

 ただ、それでも曲間に解説をしたり、澄ました顔で軽く客席の笑いを取ったりするおぢさんの話の内容が理解できればグッとおもしろかったんだと思いますが。せめて英語でもいいから字幕が欲しかった・・・(なかったんです)。だから、国内盤に期待したんだけどな。

 メンバー3人がアカペラに挑戦する "O Sleep Fond Fancy" なんかも悪くないですが、わたしのお気に入りは "Friday On My Mind" や "1985" です。おぢさんがロックンロールする! このたたずまいが好きなんです(笑)。ほとんどおぢさんとは接点が何も無さそうな Britney Spears の曲で客の意表をついて笑わせるあたりでは、ひょうきん親父の一面が垣間見えます。アンコールで Judith Owen が甘ったる〜く歌う "Cry Me A River" も好き。たまにはこういうのもいいなぁ。ジャズ・ボーカルのCDでも買おうかしら。

 DVDの他に同じ公演を収録したCDも2枚組で同梱。