
以前、ここで3作目のアルバムを取り上げましたが、今度は4作目のアルバム、Clannad 1980年の "Crann Ull" です。収録されているのはメンバー自作の一曲を除きすべてが伝統曲。
前作と比較して、音の傾向にそれほど大きな変化はないように感じますが、ところどころジャズっぽく聴こえたりと着実に現代寄りの方向へと進んでいるようにも思えます。にもかかわらず、前作よりさらに地味に聴こえるのはなぜだろう?(笑)
でも好きです。小春日和のような演奏振りも良いですし、なんといっても Maire Brennan の声、歌い方が大好きなので。前作もそうでしたが、日本から遠く離れたアイルランドなのに、時々「はないちもんめ」とか「ずいずいずっころばし」といったわらべうたを聴いているような感慨に襲われるのはなぜだろう?

余談ですが、ジャケット裏(上の画像)の左端に写っているのはひょっとして Enya ?( Enya は Maire の妹です)このCDのブックレットにはメンバー情報が書いてないので確認できませんが、よその資料を見ると本作にキーボードとバッキング・ボーカルで参加したとありますね。でも存在感はほとんどありません。それにしても世界の歌姫になった現在と比べると、まだ学生然としていてなんかかわいいです。
今日の音楽 − "Dulaman"