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開店休業の記

今日の音楽 − たまには主役で

Gavin Whelan

 今回はアイルランド伝統音楽なんですが、ちょっと珍しいのはティン・ホイッスル(CDのブックレットには単に "whistle" と表記されていますが)奏者のソロアルバムってところです。アイルランド・ダブリン出身、Gavin Whelan の2001年のソロデビュー・アルバム "Gavin Whelan" です。

 アイルランドの音楽にティン・ホイッスルはよく使われているようですが、わたしの聴いた範囲では脇役であることがほとんど。ロック方面でいうならタンバリンとかハーモニカみたいな存在感でしょうか。しかし、ここでは音の中心。全曲インストルメンタル。ほとんどの曲でギター、ブズーキ、バウロン等の伴奏が入りますが、あくまでティン・ホイッスルを引き立たせる側にまわっています。

 ティン・ホイッスルの音はリコーダーやオカリナに近い感じで、テンポの速い曲では小鳥のさえずりのようです。あまり凝った作りにせず簡明に徹しているようで、音にすきまがあり、時々奏者の息遣いが聴こえてきたりして目の前で演奏されているよう。気に入りました。

 特に好きな曲は日本の田園風景にも似合いそうな "Slow Air: A Hiudai Pheadair Eamainn" 。