「ハートレスガール」(マーサ・ブルックス:著 もりうちすみこ:訳 さ・え・ら書房)、読了。
カナダ、湖に面したある田舎町で、それぞれに苦い記憶を抱えつつ生きる人たち。そこへ転がり込んできた行き場のない少女。
わたしは元々小説はあまり読まず、ことにこういうお話はほとんど読まないのですが、これはなかなか良かった。
といっても、特別ドラマティックなスジでも唸らされるような展開の妙があるわけでもありません。ありそうといえばありそう。平凡といえば平凡。しかし、小細工を弄さずしっかりとした人物描写で話を進めていくところに好感を持ちました。
どうやら中学生あたりが対象の児童書ということらしいのですが、それにしてはかなり重い話です(カバーの絵のイメージどおり)。その分、大人が読んでも読み応えがあるとは思います。