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開店休業の記

今日の本

そして世界に不確定性がもたらされた

 「そして世界に不確定性がもたらされた」(デイビィッド・リンドリー:著 阪本芳久:訳 早川書房)、読了。

 不確定性原理登場・その前後、という内容のポピュラー・サイエンス。不確定性原理の解説ではなく科学史読物に近い感じでしょうか。

 これまでわたしは不確定性原理や量子力学に関する一般向けの科学書を何冊か読んでいるのですが、やっぱり理解できません。まあ理解できなくて普通なんでしょうが。

 確率的・自発的に動き予測不能性を秘めた粒子、因果律(すべての事象は過去に起こったことを原因として発生するという考え)は自明とは言えないという困惑、そして科学の限界。そうしたことを受け容れざる得ないのだろうなと思いつつも、決定論に固執して不確定性原理を批判し続けたアインシュタインになんとなく共感してしまったり。