「お伽草紙」(太宰治:著)、読了。
おそろしいことに、わたし、太宰治を読むのはこれが初めてです。ひょえ。
誰もが知る昔話、「こぶとりじいさん」、「浦島太郎」、「カチカチ山」、「舌切雀」を俎上に載せ、独自の解釈で換骨奪胎した短編。
「カチカチ山」のウサギを酷薄な美少女、タヌキを卑しげな中年男に見立てたところや、「舌切雀」のじいさんばあさんの夫婦喧嘩のリアルな描写(ううっ、太宰の時代も今もあまり変わっていないような・・・)はさすが。
しかし、どうにもクドくて煮え切らない、かつてのインテリの悪癖的文体はわたしには向かないようで、読んでいて時々イラッと・・・(笑)。