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開店休業の記

今日の音楽 − 国内新品半額購入シリーズ・その2

Atom Heart Mother

 国内新品半額購入シリーズの第2弾は Pink Floyd の "Atom Heart Mother" 、プログレッシブ・ロックの名作とされ、「見返りホルスタイン」ジャケットと直訳しすぎな邦題「原子心母」が強力な1970年のアルバムです。

 プログレ、プログレですよ。ほとんど死語だよなぁ。ハード・ロックとかサイケとかはなんとかまだ生き残っているような気がしますが、プログレはほぼ絶滅状態なんでは? 全盛時との落差が最も激しいジャンルでしょう。

 わたしはプログレとはあまり縁がない方なのですが、Pink Floyd はけっこう好きで "The Dark Side Of The Moon" や "Wish You Were Here" は持っています。

 で、内容ですが、組曲形式になっているとはいえ、レコードのA面丸々使った23分超のタイトル曲聴いていると、意識の焦点が定まらなくなってきてなんか気が遠くなりそうです。他の曲もこれよりは短いとはいえ結局同様(ただし、典型的にロックなドラムが時々妙に浮いているのは笑えます)。もともとそういうところを狙って作られている音楽なのかもしれませんが、こういう音楽がかつて全英アルバム第1位になっていたなんてね・・・。時代の雰囲気が想像できません。

 ん・・・、でも以前 Radiohead の "Kid A" を聴いた時、「な〜んかプログレみたい」って思ったようなおぼえが・・・。わたしは今一つピンとこなかったんですけど、たしかあれも大ヒットしたんだっけ。ひょっとしたら昔ならプログレに行っていたような人材は、今はアンビエント・テクノ(よく知りませんが)みたいな方向に進んでいるとか? だからプログレが衰退したとか? ありうるな。大仕掛けで演奏テクニックが必要とされ大上段に構えたプログレから、高度な技術を駆使して同レベル以上の音世界を構築しつつより個人的な活動・表現に向かう、たしかに現代的ッスね。