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開店休業の記

今日の本

2011年、メディア再編

 「2011年、メディア再編」(西正:著 アスキー)、読了。

 2011年に予定されている地上波放送のデジタル化はなぜ必要で、それによって何が起こるのか。CMなどで将来地デジ化が行われることがしきりに告知され、視聴に対応機器が必要になるとかいったことは知られてきましたが、そうした点についてはさっぱりという気がします。そのあたりに疑問を持った人には手頃な解説書です。


「放送のデジタル化は国策として決まったことである。」(本書から引用)


 電波放送は免許制なのですから考えてみれば当たり前のことですが、改めて指摘されて「あっ、そうか」と気づきました。迂闊でした。


「放送がデジタル化される理由の説明を政府がおこなわないことに無責任さを感じて当然である。」(本書から引用)


 まったくで。実は政府もよくわかっていないからだったりして(ヤケ笑)。

 携帯電話等の急速な普及により使用可能な電波帯域が不足しつつあり、その対策として情報量を圧縮可能なデジタル化により、限りある資源である電波の有効利用を図るというのが実は最大の目的なのだとか(と同時に放送の高度化を進めるという目的もあるそうですが)。聞いてねぇぞぉ。このへんの説明をはしょりたがるのは、官民ともに日本の悪癖なんでしょうか。説明しても聞く方が上の空、ってのもあるか・・・。

 もともとテレビをあまり見ないわたしは、「放送と通信が融合していく過程でどんなビジネス、サービスが登場するのか」といった部分にはあまり関心が持てなかったのですが、放送と通信の融合が不可避である以上、今後注意はしておくべきだとも感じました。