「ヒゲの働くギターおぢさん」こと Richard Thompson からまた新作が届きました。"Sweet Warrior" です。オリジナルのスタジオ・アルバムとしては2年振りぐらいですが、それ以外にもライブDVDとか企画カバー物とかサントラとかやってまして、なんだかしょっちゅう作品が出ているような気がします。
前作は本人がほぼすべてを一人で作ったアコースティック・アルバムであったのに対し、今回のはバンドを従えロックンロール色の濃い作品になりました。
ずーっと良質な作品を出し続け、玄人筋の間では大変尊敬されている人なんですが、一般ウケはさっぱり。やってることが地味だからしょうがないんですが。ついでに言っちゃうとこの人のメロディや音って、実はどこか不穏で不安をかきたてるようなものが少なくなく、また、知らない人が一聴してすぐなじめるようなものではないような気がします。加えて本作はやや陰鬱な印象で、このアルバムで人気爆発、なんてことにはまちがってもならないだろうな。
「ここイラクのバクダッドでは、俺を愛してくれる者は一人としていない」なんていうアメリカ軍兵士の歌など収録。7分半ある "Guns Are The Tongues" が良いです。