
ある音楽サイトでスター・ウォーズ「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」のカバーを試聴して、その脱力振り(一部では通称「やる気のないダース・ベイダーのテーマ」と呼ばれているらしい・・・)がつい気に入ってしまい、収録アルバムを買ってしまいました、「ウクレレ栗コーダー」。演奏するは栗コーダーカルテット。
「音楽の世界のいろいろな場所で活躍してきた4人が1994年にリコーダーを手に何となく結成。以後5枚のオリジナルアルバムを発表。ほのぼのとした音で好評を博す。サウンドプロデュース、CM、サントラなど多方面で活躍中。」
(栗コーダーカルテット オフィシャルホームページのプロフィールから)
という人たちだそうです。
このCDはウクレレとリコーダーを中心にいろいろな楽器を使って制作された全曲カバーのアルバムです。カバーされているのは他にモーツァルト、エルヴィス・プレスリー、ビートルズ、ディープ・パープル、ゴダイゴ、となりのトトロとさりげなく妙な組み合わせ。
こういう「企画物」っぽいCDは、わたしはふだん買わないのですが、つい魔が差しました(笑)。しかも買って正解(笑)。
良い意味でプロフェッショナルっぽくない、日本的なちまちまっとした可愛らしさと楽しさがとても気に入りました。身の丈音楽というか。そう、いつもいつも血管切れそうな勢いで音楽聴きたいわけじゃないしね。肩から力が抜ける音楽を求めている人には合いそうな気がします。しかし、ウルトラセブンの主題歌のカバーで、本来勇壮なホルンが吠える部分をまんまウクレレで差し替えたのを聴いたときには腰が砕けそうになりましたが。・・・危険だ。
小学校のとき、いつまでたってもうまく吹けなくて嫌いだったリコーダーへの偏見もなくなりました。他の作品も聴いてみよ。