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開店休業の記

今日の本

かかし

 「かかし」(ロバート・ウェストール:著 金原瑞人:訳 徳間書店)、読了。

 イギリスの児童向けホラー小説です。

 学校の寄宿舎で級友たちとともに暮らす少年・サイモン。軍人で戦死した亡父を慕い、母の再婚に不満を募らせていた。母の再婚相手の画家にもなじめずにいたが、不本意にもその画家の家で夏休みを過ごさなければならなくなった。自分の居場所を見つけ出せず、憎しみと孤独に駆り立てられていく彼の心が、畑の向こうの水車小屋から邪悪な何かを招き寄せてしまう・・・、といった内容。

 ホラー、というにはあまり怖くありませんでした(わたしが大人だから?)が、代わりに思春期の少年を抱えた家庭ならではの、非常に居心地の悪い緊張感がほぼ全編を覆っています。うーむ、読み応えはあるけれど、これはホントに児童向け? 対象は小学校高学年からとなっていますが、もうちょっと上の年代のでないとキツいのでは・・・。