「ロックを生んだアメリカ南部」(ジェームズ・M・バーダマン/村田薫:著 日本放送出版協会)、読了。
ロックの源流となるアメリカ南部のルーツ・ミュージックを、南部の文化・歴史とからめて紹介した本です。アメリカ南部の音楽といってもいろいろあるわけですが、そのうち代表的なものとしてブルース、ジャズ、ゴスペル、カントリーが取り上げられています。ロックそのものについての記述は、ごく一部ですのでご注意。
日本では上記の各種の音楽、あるいはそれらに大きな影響を受けているロックが好きな人でも、わたしのようにその成り立ちについては疎い、という人が大方なのではないでしょうか。本も好きな音楽好きで「興味はあるんだけど・・・」という向きには良い入門書になりそうです。知識がなくても音楽を楽しむのに支障はないですが、知っていればまた別の楽しみ方が広がるかもしれません。とても参考になりました。