メニュー 蕭寥亭 検索

開店休業の記

今日の本

帝国陸軍の<改革と抵抗>

 「帝国陸軍の<改革と抵抗>」(黒野耐:著 講談社)、読了。

 帝国陸軍の組織改革について、明治・大正・昭和の主要3改革の事例からその成果と問題を探ったもの。小泉政権時のいわゆる「改革勢力」・「抵抗勢力」にからめた視点で語っているところが特徴です。

 新書本ということもあり、正直言って、どの改革についても説明不足の感は免れませんが、テーマ自体は非常に興味深いものです。

 意外、といっては何ですが、旧帝国陸軍も第一次世界大戦で大きく変化した戦争の様相に衝撃を受け、軍近代化の必要は認識していたようです。実際、航空部隊の整備など成果が挙がった部分もありましたが、しかし全体としては旧態から脱しきれぬまま第二次世界大戦まで突っ込んでいってしまったというのは・・・、「改革は簡単ではない」という強烈かつ悲惨な見本と言えるのではないでしょうか。