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開店休業の記

今日の音楽 - そういえば、君らどこ行った?

Finelines

 まだまだ聴きたい音楽はいろいろとあるのですが、どうも30年以上前に発表されたものとか、そうでなければ40歳以上とかすでに故人とかいった音楽家さんのばかりで、活きのいい若手がなかなか見つからないのが最近の不満です。女性ですと Vienna Teng や The Wailin' Jennys あたりを確保しているのでまだいいのですが、これが野郎となるとサッパリでねぇ・・・。どこ探せばいるのやら。

 そんな今日この頃、ふと思い出したのが My Vitriol 。棚から彼らの最初のアルバム "Finelines" を取り出して聴いてみました。

 一聴すればグランジの影響がはっきりと感じられる音ですが、グランジにあった破壊衝動的鬱陶しさは薄く、むしろ若さを素直に大音量でぶつけてみたという印象で、聴いているとなかなか高揚してしまいます。時折キラキラときれいに響く硬質なギターの音はわたしの好み。技巧に走らず力いっぱい叫ぶボーカルも良し。似たようなタイプの曲が並んでアルバム全体としてはやや変化に乏しいとは思いますが、若いんだから小細工するより潔く真っ向勝負の方が清々しくてよろしい。崖っぷちを突っ走るが如きインストルメンタル "Tounge Tied" の気迫に、おじさん、惚れました。

 でも、これ、2001年の発表で、もう5年も前のなんだよね・・・。次はどんな音を聴かせてくれるのかと期待していた2枚目はいつまでたっても出てこないまま月日は過ぎ、今年、「ついに新作が!?」って噂も流れたけれど、もう12月、残念ながらこのままじゃあ、噂で終わりそう。バンド自体も存続しているのかどうか、不明です。まさか、これが最初で最後のアルバムになってしまうのか? 少年老い易く・・・、早めに出してね、新作。