
「ビッグバン宇宙論 上・下」(サイモン・シン:著 青木薫:訳 新潮社)、読了。
同じ著者の「フェルマーの最終定理」に続いて最新作も読んでみました。期待通りにおもしろかったです。なかなか「期待通り」っていうのはないものですから、これはけっこうたいしたもの。
内容は古代から現在に至るまでの宇宙論の変遷を追ったものです。
巻頭の謝辞では真っ先に故カール・セーガン博士の名が挙がっていて、著者も「COSMOS」(1970年代末にセーガン博士の監修のもと制作され、世界的に好評を博した素晴らしきTV科学番組。博士が書いた同名の本もあります。)の影響大なんだな、と感じました。話の流れも「COSMOS」を髣髴とさせるものがあり、ところどころで昔見た映像を思い出してはつい懐旧にひたってしまいましたよ。
次作も期待。
今日の本 - 「フェルマーの最終定理」